わたしがキャリアウーマンになった理由③ ~仕事に生きると決めた瞬間~
ふじ子です。
前回まで、新人の頃に参加したプレゼンコンテストについてご紹介しました。
優勝する!という目標を立てて努力したものの、結果は2位・・・
悔しいけれど、前向きに頑張ろうとするわたしに、更なる出来事が起こります。
プレゼンコンテストの後、わたしを含めた参加者と、審査員の偉い人たちで簡単な飲み会がありました。
場は1位の先輩の話で持ち切りで、わたしは少し寂しさを感じていました。
そんなとき、偉い人の一人がわたしに話しかけてきたのです。
その人はわたしを励ましてくれました。
新人で2位になることは十分すごい、頑張った、と褒めてくれたことを覚えています。
お酒も進んで酔ったその人は、次の瞬間にとんでもないことを言いました。
はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?
何を言ってるねん、このおっさんは!?!?
このとき、わたしは怒りを感じたはずなんですが、
やっぱ社会人だし、ここで怒るのはあかん・・・と思いました。
たぶん笑顔だったと思うんですが、返事は「そうっすねー」とかなり適当になってしまいましたが。
もしこのとき、わたしもお酒を飲んでいたなら、酔った勢いでその場で怒ることが出来たかもしれません。
でも悲しいかな、お酒はあまり好きではありません。
この日もソフトドリンクを飲んでいました。
そのお蔭で、偉い人をどつかなくて済んだ、とも言えますが、
(クビにならなくて済んだ)
酔っていないせいでより鮮明にこの出来事を記憶してしまったのです。
家に帰ったとき、
それまでちゃんと出来ていたのに、緊張の糸が切れてしまいました。
営業の仕事で1年頑張ってきて、
数字を追われるのがしんどいことも沢山あったし、
セクハラまがいのことも何度も経験したし、
先輩からだんだん仕事を教えてもらえなくなったこともあったけど、
どんなときだって、泣くことはありませんでした。
だって、どんな出来事だって原因があって、対策を考えることが出来たから。
数字を追われるなら、目に見える結果をたくさん残せばいいし、
セクハラされたら上層部に訴えてもいいし、そんな状況作らないように動けばよかった。
先輩から仕事を教えてもらえなくなったって、目で見て盗めばいいし、別の人に聞けばよかった。
でも、この件については対策なんてない。
(あえて言うなら、社歴を積んで年を取ることだけ??)
わたしにはどうしようもない、偉い人の気まぐれでこうなってしまってることが、とても悲しかったのです。
一度、泣き出してしまったら、なかなか収まりませんでした。
そこからは仕事に気合が入らない日が続き・・・
営業成績も1位を目指していましたが、こちらも2位という結果で終わってしまいました。
(営業成績は1位と差をつけられてしまったので、努力不足というよりは仕事の精度が低かったことが原因だと思います。なので、プレゼンコンテストのような理不尽な悔しさは感じていませんでした。)
2位・・・
わたしは2位の女か・・・
わたしが至った結論がコレです。
自分がもっと、圧倒的に仕事が出来ていれば。
誰もが認めるくらい仕事が出来ていれば。
社歴とかどうでもいい要素ではなく、評価されるのではないか。
本音を言うと、
新人だからってナメた態度をとった人たちを全員見返したかったんです。
この瞬間、わたしは仕事に生きることを決めました。
「新人なのに頑張ったよ」じゃなくて
「ふじ子さんじゃないとこんな結果を残せないよ。さすがだよ。」と、
全員を認めさせてやりたいと思いました。
仕事のモチベーションは人それぞれだと思います。
誰かの役に立ちたい、とか、世界をより良くしたい、とか、前向きな目標を持っている方は素晴らしいと思いますが、
わたしの場合は悔しさや嫉妬心、といった暗い感情がモチベーションになりました。
さて、このまま暗黒に支配されてしまうのか!?
次回に続きます。