会社で「化け物」と呼ばれるまで。
ふじ子です!こんばんは。
前回まで、社会人として心が折れてしまったときの話を書きました。
プレゼンコンテスト優勝を目指したものの、結果は2位。
ショックを受けるわたしに追い打ちのような出来事が起こります。
お酒の席で明かされる、「ほんとは1位だったんだけど、大人の事情でなんやかんやで2位になったんだよ~」という衝撃の事実。
果たして前向きに頑張ることが出来るのか!?
あれから少しの間、落ち込んでいましたが「仕事で見返したるねん!!」という気持ちから頑張っていました。
そして1年目のときは2位だった営業成績は、2年目では1位になっていました。
ただし、2位との差はわずかなものでした・・・。
この成績に対して褒めてくれる人も多かったものの、中には嫌なことを言ってくる先輩もいました。
印象に残っているのは、「若いから売れてるんじゃないの??」という言葉です。
これに対しては正直、こう思っていました。
ただの負け惜しみやないかーーーーーい!!!と。
先輩、若いころに同じ成績残してないやないかーーーーーい!!!
なんなら今、圏外やないかーーーーーい!!!
くらいのことは思っていました。
誤解がないように言っておくと、このとき、本当は褒めてくれる人の方が多かったんです。
ほとんどの先輩や同期たちからは、めちゃめちゃ褒めてもらいました。
なのに嫌だったことの方が強く印象に残っているのは、当時のわたしが「見返したい!」という暗い感情で生きていたからなのではないか、と思います。
この暗い感情は、さらに続きます。
そして、その1年後。
入社3年目のときには、2位と大きな差をつけて1位になることが出来ました。
(確か3倍くらい差をつけたはず。イラストは適当に書いてしまいました笑)
この成績はかなりインパクトがあったようで、社内でわたしに嫌なことを言ってくる人はいなくなりました。
若いから、とか、たまたま運が良かったから、という理由ではなく、わたしの努力が伝わったんじゃないかと思います。
「なんでこんなに成績を伸ばせたのか?」と聞かれることもありますが、
答えは「なんでもすぐにやってみたから」です。
当時は営業に関するビジネス本をたくさん読んで、すぐに試していました。
よく見かける、相手の心理を誘導する方法~・・・をまず試したのですが、これは自分には合わず。
どうしてもわざとらしくなってしまって、相手にも伝わっちゃうんですよね。全然上手くいきませんでした。
(余談ですが、この能力に長けている営業はもれなく全員がモテます笑)
ここで諦めずに、どんどん新しいビジネス本を読んでは試していました。
代わりにわたしが取っていた方法は、たくさん提案する内容を用意すること。
事前に頭の中でチャートをイメージして、相手の反応によって提案する内容を変える、という方法です。
これなら話が下手でもいいし、相手の反応に合わせられるので、わたしに合っていました。
ただし資料を他の人より沢山資料を作らなければならない・・・という欠点がありますが、資料作りは得意だったので苦になりませんでした。
効率よく資料を作る方法もたくさんあるので、自分に合う方法を見つけていきました。
ビジネス本では「この方法をとれば、だれでも売れる!!」みたいな謳い文句がありますが、わたしはそう思いません。
人には向き不向きがあるので、ダメだったらつぎ~~~と、どんどん試してみることをお勧めします!
話は戻りますが、3年目のこの頃から仕事が乗りに乗っていたため、他の支店の人から変なあだ名をつけられました。
それが、タイトルにもある「化け物」です・・・。
見た目が化け物っていう意味ではなくて(と信じてる)、成績が化け物じみている、ということが由来のようでした。
「化け物って聞いてたけど、見た目普通やん」と言われたこともあります。
そんなあだ名をつけられるくらいなので、本当に仕事は乗りに乗っていたのですが・・・
自分スゴイ!!自分スゴイ!!!!!という気持ちも乗りに乗ってしまい、「わたしが(全国の部署で)一番すごいんちゃう!?!?」という気持ちもいっぱいになっていました。
だって入社3年目でめっちゃ1位だし、意見もばんっばん通るようになるし、わたしってほんとはスゴイ奴なんちゃう!?!?
それくらい、かなり調子に乗っていました。
自分=仕事出来る=偉い!
という図式が出来上がっていたので、
仕事出来ない=ダメな奴
とかなり思い込んでいました。
先輩に注意されても、
「わたしより成績悪いくせに・・・」と思いましたし、
上司に注意されても、
「わたしのお蔭でいい顔出来るくせに・・・」と思いました。
性格の悪さもピークの時代でしたね・・・。
この後、3年目のときに、わたしに思いもよらぬ転機が訪れます。
このまま悪女になってしまうのか!?優しさを取り戻すことは出来るのか!?
つぎは、そんな自分を見つけなおすきっかけとなった出来事を書きます。
次回に続く。
余談ですが、
いまでもたまに、自分スゴイ!この人はダメ!という気持ちを抱くことがあります。
そんなときはちょっとだけ反省することにしています。
ちょっとだけ、ですけど。